Notionのテンプレートクリエイターであり、Notion公式アンバサダーとして活動する、とうまろさんこと星野 透馬さん(以下、とうまろさん)にこれまでの歩みを伺いました。クリエイターを志したきっかけや一度目の挫折、そこからテンプレートが月間売上100万円を超えるまでに実践してきたこと、そして活動フェーズの「爆発期」と見据えるこれからについて詳細に語っていただきました。Notionクリエイターとしてさらなる高みを目指したい人、あるいはこれから活動を始めようとしている人にとって、指針となるヒントが詰まった必見の内容になっています。

とうまろさんプロフィール(X / YouTube / Website)

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個人の生産性向上を専門とするNotionテンプレートクリエイター。 2023年4月にNotionと出会ってわずか2カ月半でNotion公認資格を取得。10年間のITエンジニア経験を活かし、2024年6月にはNotion公式アンバサダーに就任。 テンプレートやチュートリアルの制作、YouTubeでのコンテンツ配信などを手掛けるほか、Xではフォロワー1万人以上に向けて、デジタル活用術や生産性向上のヒントを毎日発信している。 2025年7月からはフルタイムのNotionクリエイターとして活動を開始し、Notionテンプレートの月間売り上げ100万円を達成。


コロナ禍の独立と挫折

—Notionテンプレートクリエイターとして、現在の活動に至るまでの経緯を教えてください

以前はIT企業でサーバーサイドエンジニアをしていました。会社員として働くかたわら英語学習に励むうちに海外への関心が高まり、短期留学などを経験する中で価値観が大きく変化していきます。オーストラリアへの移住を決意し、会社まで辞めましたが、2020年のコロナ禍で渡航を断念せざるを得ませんでした。そんな中、「家で過ごす時間で新しい挑戦をしたい」と考え、YouTube配信を始めました。英語や筋トレ、ゲームといったジャンルに挑戦したものの、収益化の壁は厚く、貯金は減る一方。今思えば、これがクリエイターとしての最初の挫折でした。

でも、私は妙に楽観的で、「ダメならまたエンジニアに戻ればいい」と割り切っていました。結局、一度フリーのエンジニアとして生活を立て直していくことになります。

転機は2023年。Notionに初めて触れた瞬間に**「面白い。これだ!」と直感したんです。英語学習を続けていた中で広がった視野もあって、海外のクリエイター、たとえば私が尊敬するNotionクリエイターの一人である、Thomas FrankさんのテンプレートやYouTubeに触れ、「テンプレートで価値を届けるビジネスがすでに成立している。自分でもできるかもしれない」**と感じました。そこから今まで全くやってこなかったXでの発信やテンプレート制作に一気にのめり込んでいきました。

<2025年9月にSan Franciscoで開催されたMake with Notionで憧れのThomas Frankさんと2ショット撮影>

<2025年9月にSan Franciscoで開催されたMake with Notionで憧れのThomas Frankさんと2ショット撮影>

強みは「視野の広さ」と「圧倒的な没入力」

—とうまろさんのクリエイターとしての強みを教えてください

私の強みは**「視野の広さ」と「圧倒的な没入力」です。海外の事例やデザイン、実装を徹底的に観察して、良い要素を自分の文脈に翻訳する。英語学習に本気で取り組んだ2018年頃から、海外の情報にアクセスするハードルが下がり、インプットの幅が一気に広がりました。 一方で、裏を返すと一つのことにハマりすぎると周りの物事を一切遮断してしまうくらい集中してしまうというのが弱みかもしれません。2022年、ゲーム配信にのめり込んでポケモンの世界大会に出たほどです(笑)。Notionも同じように没頭し、作るのが楽しくて仕方がなかった。私の原動力は単純に「Notionが好き」**ということですね。

技術面では、エンジニアの経験からデータベース設計や数式、オートメーションに強いのも武器です。ただし、技術は**“表現の幅を広げる道具”**に過ぎません。一番大切なのは、使う人の行動が変わる設計になっているかどうか。だから私は、テンプレートの中にフィードバックフォームを入れたり、ダウンロードから1週間後に自動で利用者の方から感想をお願いするメールを送ったり、Notion初心者の目線を意図的に取り戻す仕組みを常に用意しています。慣れていくと忘れがちな自分だけでは掴めない視点を仕組みで取りにいく感覚です。

   <当時とうまろさんがNotionを軸とした事業戦略を作成していた際の貴重なページ>

<当時とうまろさんがNotionを軸とした事業戦略を作成していた際の貴重なページ>